第1回INSAデモンストレーター選考会 レポート
舞子大会終了後、男子8名、女子4名のデモを選考するために、日本初の「インラインスキーデモンストレーター」の選考会が開催された。技術の優劣を競う技術選と違い、滑走運動やインライン操作の表現力が試される選考会では、スウィズルターン〜スウィズルターン3の展開、ロングターン・ショートターン共にコントロール要素〜カーブ要素の展開の3種目が行われた。
スウィズルターン3は、ターンを始動する外足のインエッジで路面を捉えた後に、谷足のエッジをアウトエッジに切り換えるという、スキーで言うところのシュテムターンのような操作を行う種目である。スキーでは、ズレを伴うことで「内足を引き寄せる」という操作となるが、インラインスケートの場合は、ズレにくい為、引き寄せるのではなく、身体の下でS字の滑走ラインを描くようにエッジをスムーズに切り換えることで、重心を移動することなく、スムーズな切り換え運動を行うことが出来る。また、コントロール要素とカーブ要素の違いは、コントロール要素では、スキーでいうところのズレのターンとなる。エッジの捉えを遅いタイミングで行い、実際のターンより外側へ荷重を行う。カーブ要素は、コントロール要素の逆で、エッジの捉えを早いタイミングで行い、荷重方向もより回転方向へ行うと考えられる。これらの運動や操作のスピード、タイミング、方向などを変化させることにより、スケート操作やシチュエーションに合わせた滑りを行うことが出来る。これらの違いがデモンストレーターとして求められる。ズレにくいインラインスケートでのズレ操作は、様々な場面で必要とされる運動や操作と考えられた種目構成であった。